八大(ハチダイ)、お疲れさま

2003年の暮れ、私が外猫にかかわり始めて間もなく
知り合った一匹の猫が、数日前に亡くなった、と猫の先輩
から聞かされた。
冷たい雨の降る日に届いた年老いた「野良猫」の訃報。
余計に悲しい。

名前は「八大(ハチダイ)」。オス。捨てられてから14年間、
外で生きてきた。「野良猫」の寿命はふつう3年前後という。
特にオス猫の寿命は短い。「野良猫」が14年も生きるのは
きわめて稀なこと。大往生だった。


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    八大、長い間、お疲れさまでした



出会った頃の元気だった八大の写真を探したのだが、
まちがって削除してしまったのか、どうしても見つからない。

これは、去年の暮れに撮影した八大。涎を垂らして、具合が
悪そうだった。だいぶ歳をとったなあと思っていたが、まさか
14歳になっていたとは。

八大が長生きできたのは、捨てられた場所が比較的安全
だったこともあるけれど、なによりも愛情深くて、責任感のある
エサやりさんに出会えたことが大きいだろう。

八大は主に二人のエサやりさんからごはんをもらってきた。
お一人は80代半ばの女性。骨折や大病の危機も乗り越え、
20年以上、エサやりを続けていらっしゃる。

もうお一人のホームレスさんは、大雨の日も、嵐の日も、雪の
日も一日も欠かさずに猫たちの世話をして下さっている。

去年あたりから、食べなくなってきた八大。だがキャリーや
捕獲器で捕まえられるのをどうしても嫌がるため、仕方なく
病院からもらってきた薬をごはんに混ぜてしのいできた。

今年の前半には一時体調が持ち直し、食欲が回復したのだが、
最近は、ホームレスさんの後を心細そうによろよろと追いかける
ようになっていたという。

八大は、別の70代半ばのエサやりさんがこしらえて下さった寝
箱に入って冷たくなっていた。
発泡スチロールをビニールテープと厚手のゴムマットで補強し、
完全防水にし、中にはお手製のフリースのお座布団が敷かれた
あったかい寝箱の中で、ひっそりと息を引き取った八大。

他の大多数の「野良猫」に比べれば、八大の一生は比較的恵ま
れていたかもしれない。それでも、やはり「野良猫」稼業は楽じゃ
ないよね。

八大、14年間、よくがんばったね。お疲れさまでした。安らかに
眠って下さい。

八大を長年、世話して下さった優しいエサやりさんたちに感謝し
ます。


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by akaneiona | 2009-11-19 23:30 | お外の猫
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