朗報-赤ちゃんペット販売禁止検討-

読売新聞のオンライン版にこんな記事を見つけた。

赤ちゃんペット販売禁止、環境省「8週齢以後」を検討
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050922i201.htm

ちょうど今日昼間、猫仲間と電話で話していて、生後間もない
仔猫や仔犬を売ってしまうペットショップがいかに問題であるか、
話題になったところだった。

仔猫をあまり早い時期に親きょうだいから引き離すと、いろんな
問題が起こるそうだ。母乳を飲む機会が少なかった子は身体が弱く
なるというし、母猫と過ごす時期が短いと情緒面でも不安定に
なったりする。きょうだいと遊んだことがない子は、社会性が
欠如する。またきょうだいケンカをしたことがないので、噛み加減が
わからず、後々噛み癖がでたりする。

仔犬のことは飼育経験がないのでよくわからないが、おそらく同様の
ことが言えるのではないだろうか。

そもそも私は仔猫や仔犬に限らず、生体販売に反対している。
命は売り買いするものではない、と考えているから。

動物を売買の対象するから、営利ばかりを追及する悪徳業者が
横行する。悪徳でないにせよ、適正な飼育や健康管理をしている
優良な業者はきわめて少ないのが実状だ。


また、ブームになった犬種などは過剰な近親交配によって
三つ目や肛門がないなどの奇形が非常に多いという。もちろん、
奇形が出た子は売り物にならないから闇に葬られる(すなわち
人知れず殺処分されている)。

たとえ健康に生まれてきたとしても、売れ残る子も多い。
少なからぬ在庫が生まれ、しかもそれがどんどん大きくなっていくのだ。
業者は不良在庫を抱え込まないように、大きくなるに連れて、
どんどん値段を下げていく。よほど人気の種類でもない限りは、
叩き売り状態になる。それでも売れ残るとネットオークションに
回されて、1匹10円などのタダ同然で売られることもある。

それでも売れず、育ちすぎて仔猫・仔犬でなくなってしまった子達は
どうなるのか。エサ代などの維持費はどんどん膨らんでいく。
売れるまで何ヶ月、何年も飼い続ければ、採算が取れなくなる。
サファリパークなどで大型肉食獣のエサになったり、実験動物と
して闇のルートに流して殺処分したりと、いろんな残酷な話を耳に
する。

また猫に関してよくある誤解が、ペットショップで売っている子はきちんと
管理されているので健康で丈夫だが、逆に野良猫はいろんな病気を
もっていて弱いんじゃないか、というもの。

経験的には室内飼育で純粋培養されてきた猫よりも、お外で生きて
きた猫の方がずっとたくましくて丈夫だと思う。大方の獣医さんも
これに同意してくれると思う。またウイルス性疾患感染の有無につい
ては、ほとんどの保護主が里親さん募集をかけるまえに基本的な
健康検査を行い、告知している。

その猫仲間によると、以前、保護猫を里子に迎えたいと言ってきた
ある里親さんが、それ以前にペットショップで猫を4匹買ったものの、
どの猫もすぐに病気で死んでしまい、あまりにも弱い子ばかりなので
ペットショップではなく、里親募集している猫をもらうことにした、と話
されたという。劣悪な過密飼育や一日中、店先に展示され、ひと目に
さらされていることによるストレスから病気が出やすいのだそうだ。

もちろん、需要があるから供給があるのであって、かわいいという
だけで、その先15-20年一緒に暮らすというきちんとした心構えも
なしに、衝動的に仔猫や仔犬を買い求めてしまう消費者の側にも
大いに問題があると思う。たしかに仔猫や仔犬はかわいい。できるだ
け小さいうちから育てたい、という気持ちもわからなくはない。だが、
小さければ小さいほど普通の人には育てるのが大変だし、後々いろ
んな問題が起こりやすい。

ワニやらニシキヘビやら考えられないようなエキゾチックアニマルが
飼い切れずに捨てられるという問題も起きている。

赤ちゃんペットの販売禁止はもちろんのこと、販売者に購入者の身元
確認を義務付ける、あるいは購入者の情報を登録するといった措置も
必要だと思う。

そして動物の生体販売を禁止する法律を一日も早く制定・施行してほしい。
[PR]
by akaneiona | 2005-09-22 04:54 | その他
<< 台風接近 親子? >>