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続報-台風9号 多摩川の猫たち-泥と格闘しながら猫捜索



昨日に続き、台風水害に見舞われた多摩川の猫たちの状況を
1人でも多くの方達に知っていただきたく、のらみいさんの日記
から転載させていただきます。



-歓喜の足跡!-


台風の爪あとが残る河川敷。
翌日からの置き餌は、空しく残っていたが
生き残っている子達の為に、また猫達が帰ってきた時の
ためにと餌と水を置きに行く。

橋の下の餌場に餌を置こうと入ると
まだぬかるんでいる地面に人の足跡と
それに寄り添うように猫の新しい足跡がっ!
誰かが生き残っている証だっ!
橋の支柱の影から、猫の鳴き声がした。
ももてんだっ!お前ー無事だったかーおいでー。
そのまた向うにピンがいた。ピン、生きてた!
ただ、二人とも近くに寄って来ない。
ブロックの石の上に水と餌を置き、周りの足場を
流れ着いた板で固めて、一時遠ざかる。



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小屋に行くと、みたんが来た。
他の鳴き声もしたので、もしやと思ったら
タビがいたっ!この子は、ポー一族の子供の一匹で
ピンの姉妹。隣のTさんの所から時々食べに来てた
子だ。元気そう。良かった~。


昨日、少し落ち着いたホームレスさんたちに
聞いた話から、絵描きのおじさんのチロ、ミー、チーは
目撃されており、田吾作が管理事務所のトラクターの上に
いたとも聞いた。ようやく通れるようになった池の方には
猫の姿は無かったが、給仕の後を確認できた。
土手にある3箇所のシェルターの猫達も殆ど無事だと
人づてに聞いた。彼らは、台風に慣れている。


今日、Tさんと会い当日の夜10時まで
ずぶ濡れになり、またパトロールの人に怒られつつも
猫を一匹ずつリュックで運んでいたと聞いた。
猫達は、結局もとの場所に戻ってしまったと。
シェルターのない猫達の水害予防策として、予めケージや
キャリーを貸して一時避難させるべきだったと反省。
おじさん達にしか触らせない子達もいるから協力が
必要不可欠となる、今度はそうしようと話し合った。


雨続きで、ぬかるみは乾かない。
連日、ドロドロになりながら皆掃除で大変だ。
当初、全滅したかと喪失感と虚無感に襲われていた
私も、数匹の安否が確認できた事で上向きになり
餌場に残るおびただしい猫の足跡を糧に
やっと少しやる気を起して、泥と格闘している。


小屋は傾いてしまったが、使えなくなったダンボール
やゴミを引き出し、スコップで溜まった泥を掻き出す。
スノコや板や発砲スチロールで足場を作り、傘やシートで
少しでも雨よけを作ってみたりしている。
断水していた水道もやっと復旧。飲みの水の確保と
帰り際に、長靴と自転車についた泥を少しでも落とす。



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写真は、小屋の屋根で食事をする、みたんとタビ。
みたんは、仲良しで自分の子供のクロミがいなくなった
事で淋しくなり妙に甘えてくる。他の子達も天災の
ショックとトラウマから、よそよそしくなった子や
半壊した小屋から出てこなくなった子達もいた。
人も動物も、目には見えない心に傷を負っている。
いや、この集中豪雨やダムの放流、避難所の受け入れ
体制などの行政の対応は、果たして天災か人災か?


それでも、生き物は逞しく生きようとする。
一ヶ月近くたって戻ってきた子もいたと聞くし
特に猫は、危険を察知する能力が長けているはず。
他の子達の生存も信じたい。
人も猫も、そんなに弱くはない。


(のらみいさんの9/12付の日記より)




連日、どろどろの汚泥と戦いながらの行方不明の猫たちの
捜索や現場の後片付けでへとへとにもかかわらず、深夜に
日記を更新して様子を知らせて下さるのらみいさんに感謝
いたします。

犬猫のシェルターの掃除の手伝いに行った方も、想像していた
以上に大変な作業で疲れきって途中で引き揚げてしまったそう
です。


あいにくの雨模様の中、被災動物の捜索・復旧作業を手伝って
いらっしゃるみなさま、本当にお疲れさまです。被災した動物の
生存が1匹でも多く確認されますよう、そして生き残りはしたも
のの飼い主とはぐれたり、心に傷を負った動物達が、一日も
早く立ち直れますよう。



台風9号による多摩川被災動物救済義援金の受け付けも
始まったようです(義援金を受け付けている団体と当方は
無関係です)。また多摩川のお近くにお住まいの方に、
被災動物の捜索活動への協力も呼びかけていらっしゃいます。



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by akaneiona | 2007-09-12 10:20 | お外の猫
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