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話にならない飼い主

火事で焼け出された白茶猫のことをご心配いただき、
コメントやメールを下さった皆さま、ありがとうございました。

焼け跡をずっとうろついていたため、全身煤だらけで
真っ黒に汚れており、二度シャンプーしました^^;
おかげで見違えるほどきれいになりました。

火事の精神的ショックからか、まだ落ち着かないようで、
挙動にそわそわしたところがありますが、人間にはもの
すごく甘えてきます。

ただ不思議なことに、近所の人の話では多頭飼いされていた
らしいのに、他の猫を激しく威嚇するのです。今日、去勢手術の
ため入院させました。

今晩、飼い主とようやく連絡が取れました。やはり飼い主は
火元の住人でした。区役所の防災課に問い合わせていたところ、
一時避難先を探し出してくれました。小学生の男の子2人がいる
中国人一家です。今は徒歩10分位の所に住んでいるお姉さんの
家に身を寄せているそうです。

猫を保護していると話したところ、流暢な日本語で「そのまま
預かっておいていいですよ」と言われました(―_―〆)。
「ありがとう」も「すみません」の言葉もありません。

「何匹飼っていたのですか」と尋ねると「1匹です」と言うのです。
「でも焼け跡に2匹いましたよ」というと、最初1匹飼いだったが、
そのメス猫が一昨年末に仔猫を4匹産んで増えたと。オイオイ。

「だったら5匹いたのですね?」と言うと、母猫はとうの昔に行方
不明になってしまい、火事の前には仔猫4匹がいたと言います。
あきれたことに母親は、猫の性別や色柄も把握していませんでした。
子供たちがかわいがっていたから飼っていただけで、もちろん
出入り自由、避妊去勢もまったくされていません。

残りの2匹は焼け死んでしまったのか、付近を彷徨っているのか
まったくわからないそうです。連絡先をつきとめてくれた区役所の
人には、1匹保護して、一時避難先に連れて行ったが、また焼け
跡に戻ってしまった、と話したそうですが、これは明らかな嘘です。
元の家と一時避難先の間には大きな幹線道路があって、とても
猫が横断できるような所ではありません。

まあ最初から期待はしていなかったのですが、話にならない
飼い主です。

連絡先を突き止めてくれた区役所の人の話では、4-5部屋しかない
民家なのに、家族4人に加えて、(自称)留学生を7-8人、間借り
させていたらしいです。また近所の人の話では、無許可で飲食店を
営業していたとか、警察が不法就労で調べていたとか、良くない
噂ばかりが飛びかっています(>_<)大火事を出して、近隣の家々
を6軒も焼き、他人の人生をめちゃめちゃにしてしまったというのに、
あっけらかんとしていて、もらい火した近所の方たちがつくづく気の
毒になりました。

しかも、昨日、エサを置きに行った時、ショッキングなものを見て
しまいました。焼け跡に焼け焦げた鳥籠が5-6個積んであった
のです。どうやら鳥も多数飼っていたようです。籠の中には鳥の羽が
びっしりとついていて、籠から逃げ出せず、焼き鳥になってしまった
ようです。合掌。

避妊去勢や室内飼いの重要性をひと通り話し、「猫を返したら、今度
はきちんと飼えますか」と訊いてみましたが、お姉さんの家にも長く
は居られず、その先の住まいも見つかっていない、ということなので、
お返ししても、猫が不幸になるのは目に見えているので、電話口で
お子さん達は猫を連れ戻したいと駄々をこねていましたが、こちらで
保護して里親さんを探しましょう、ということになりました。

お子さんの話から、保護している白茶くんは「りゅうくん」という名前で
あることがわかりました。行方不明のもう1匹は「ミーちゃん」だそうで
す。残りの2匹もどこかで生きていてくれるとよいのですが、、、。
by akaneiona | 2006-02-10 03:29 | お外の猫
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