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悲報-脱走転落防止対策の年末再点検を-

皆さまの楽しいクリスマス気分を台無しにしてしまうようで
申し訳ないのですが、悲しいご報告があります。

実は今年初めに里子に出た【元気くん】が亡くなってしまいました。
転落事故でした。

【元気くん】は私自身の保護猫ではありませんでしたが、たまたま
私が代理募集していた別の猫さんへお問合せ下さった方をご紹介
させていただき、その方とご縁が結ばれました。そんな関係で、
里親さんからこちらへもときおり近況を知らせるお便りを頂戴して
いたのです。

夏以降、メールのやりとりをしていなかったその里親さんへ、
「1月7日に里子に出た【元気くん】、もうすぐ1年になりますね」と
昨年末に預かりさん宅で撮影した【元気くん】の写真に添え、クリ
スマスメッセージを送ったところ、返ってきたのは悲しい訃報でし
た。まさかあの【元気くん】が・・・とショックで呆然としてしまい、
涙が止まらず、しばらくは何も手につかない状態でした。

昨年、きょうだい猫と2匹まとめて捨てられた【元気くん】。
発見者でもあるエサやりさん、保護主さん、2人の預かりさん(2
人目の預かりさんが実質的な元親さん)、里親募集してくださった
コウさんなどなど、縁あって【元気くん】に関わった人間は計7人。
みんなが自分のできることで少しずつ協力し合って、連携プレー
で【元気くん】を里子に出せたことを喜んでいました。

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      ありし日の【元気くん】-先住のチョビくんと


それなのに1年も経たないうちに、最悪の結果になってしまい
残念でなりません。私にとってなによりも悔やまれるのは、
お見合い・お届けには同席・同行しなかったものの、お届けから
約1週間後に【元気くん】の様子を見にちらっと里親さん宅にうかが
ったにもかかわらず、脱走転落の危険がないか点検せず、すぐに
失礼してしまったことです。あの時に私がもっとお家の中をくま
なく拝見させていただき、もっと踏み込んだ転落防止策をお勧め
していたら、こんなことにはならなかったのではないか、となにより
も当の【元気くん】に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。



里親さんからの訃報を転載させていただきます。

それよりも本当に申し訳ないことが起こってしまいました。
実はゲンキが9/28に転落事故で亡くなってしまいました。今の今まで報告
もせず延ばしてきた事もそうですし、何より私の不注意で目を話したのと
油断していた結果でした。

メールでなくて電話をと思いましたがこうやって打っているだけで涙が止まり
ません.とてもお話し出来る状態にないです。何回もH様とS様にお手紙を
出そうと思っても先に筆が進められません。本当に皆さんに申し訳なくて、
なにより元気に申し訳なく、もらった事さえ悔いています。

あの日に限ってやたら暑く家に戻って窓を少し開けたのですが最近は窓の
近くに行かなくなったのでストッパーをかけ忘れた箇所がありました。夕食も
終わりそばにいたのでうっかり居眠りをしてしまいました。何となく音がした
ような気がして元気がいない事に気づき探しているうちに窓が大きく開いて
いるところがあり焦って見ると転落していてもうそれからは叫びっぱなしで
行くと、まだ生きていて鳴いていました。病院に駆け込み一時間ぐらい酸素
吸入など処置しましたが肺と内蔵があまりのダメージで助かりませんでした。

こうしている今も涙が止まりません。今は動物廟に多くの友達とともに眠っ
ています。本当に可愛くなっていつも付いて歩いて元気なひょうきん者だ
ったのでもうそれはそれは立ち直れず友人からも心配されていますが、
とにかく元気に関わった多くの善意の方に申し訳なくてなんとお詫びしたら
良いのか分からない状態で今になってしまいました。年は越さないで報告
するつもりでしたが先にメール頂いてしまいお許しください。H様にも何とか
お手紙書かせて頂くつもりです。重ねてお許しください。



敢えてここに紹介させていただいたのは、里親さんの責任を追及し
たり、里親さんを非難したりするためではありません。責任云々で
言えば、里親さんを信頼して【元気くん】を託した元親さんや私にも
責任はあります。

多くの猫を愛し、猫とともに暮らす方たちに、この悲劇が【元気くん】
ではなく、ひょっとしたらうちの子に起こっていたかもしれない、と
脱走転落防止策について再点検し直すきっかけにしていただけれ
ばと思い、敢えて掲載させていただきました。

元親さんは脱走防止についてとりわけ厳しい方で、お見合いの時に
は口を酸っぱくして里親さんに注意を促します。【元気くん】の
お見合いに私は同席していませんが、窓のストッパーはおそらく
元親さんのアドバイスで設置されたものだと思います。

今回そのストッパーを止め忘れたことが大惨事につながってしまい
ました。人間誰しもミスを犯すものです。でも、こと飼い猫に関する
限り、そのちょっとした油断やミスが悔やんでも悔やみきれない結果
につながってしまうのだということを再認識させられました。

厳しい言い方ですが、脱走や転落は人災です。しかも脱走も転落も
猫が死に至る確率が極めて高いものです。かりに転落による死は免
れたとしても、そのままよろよろ車道に出ていって車に轢かれて死ん
でしまう猫も多いそうです。

猫の知能は人間の2-3歳の幼児並みだそうです。うちの猫は臆病だ
から、あるいは賢いから大丈夫などと高を括って対策を怠っていては、
今まではたまたま運が良かっただけで、いつか最悪の悲劇が起こら
ないとも限りません。大事な家族の一員である猫の命を守ってあげ
られるのは飼い主さんだけです。

これから年末年始にかけては来客など人の出入りも多く、アルコー
ルが入って気も緩みやすく、脱走事故が特に起きやすい時期でも
あります。玄関ドアや窓の開け閉めには十分に注意して下さい。
(特に多いのが、帰省や旅行で留守にし、プロのキャットシッター
さんでなく、友人知人などに留守中の猫のエサやりとトイレ交換を
お願いする場合などに、玄関や空気入れ換えのための窓の開閉
などの際に脱走するケースです。ご注意下さい。)


そしてこれを機にもう一度、猫が脱走や転落する危険な箇所はないか、
玄関や窓を中心にお家の中を再点検していただくようお願い申し上げ
ます。備えあれば憂いなしです。

また、脱走転落防止にはストッパーだけでは不十分です。
ホームセンターや100円ショップなどで売っているメッシュパネルなど
を活用して、より頑丈な対策を施していただくようお願いいたします。
川口さまの《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》脱走と脱走防止のケーススタディ猫とネコとふたつの本棚・同居の工夫などに豊富な事例が紹介されていますので、どうぞご参考になさって下さい。


【元気くん】の悲劇を二度と繰り返さないためにも、どうか皆さま
よろしくお願い申し上げます。


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         【元気くん】のご冥福を心よりお祈りいたします。
by akaneiona | 2006-12-23 18:42 | 里子に出た子達
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