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飼い主急死



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         飼い主急死で1匹残された茶トラ。


飼い主急死の茶トラ。飼い主は46歳の男性。孤独死で死後
1週間以上、発見されなかった。完全室内飼いされていたの
で、警察が入るまで猫は飼い主の死体のそばに付き添って
いたらしい。

1週間、何を食べて生き延びていたのか?どんなに心細かっ
ただろう。発見された5月中旬から1ヶ月間、隣人にエサを
もらっていたが、厄介なのでどうにかしてほしいと遺族に訴え、
遺族が世田谷の動物管理センターに殺処分の予約を入れた。
昨日がその予約日だった。

この茶トラ、4年前に知り合いの近所のボラさんが湾岸地帯で
生後2ヶ月で保護し、別のボラさんの紹介で里子に出した猫だ
と判明した。お届けした当時は母親も健在だったが、その後亡
くなったらしい。


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とにかく猫が処分されるのを食い止めなければ。たまたま近所
だったので、仲人をしたボラさんの代理で現場へ急行。
隣人に声をかけると、「せっかくセンターに連れてってもらえると
ほっとしていたところだったのに、ボランティアだかなんだか
知らないが、こっちだって忙しいのに予定が狂ってしまった」と
怒鳴られた。

センターに連れて行くということは殺すってことなのにほっとする
ってどういうことよ?と怒鳴り返したいのをこらえ、「こちらで責任
もって保護しますので、とにかくセンターに連れていくのだけは
止めて下さい」とお願いして、猫を探す。

塀の上でご飯を待っていた。すごくお腹をすかせている。缶詰を
3缶切ったがまだ足りなさそうにしている。毎日エサをもらえてい
たのだろうか?でも毛づやも良いし、痩せてもいない。しきりに
すり寄ってきて甘える。「飼い主に突然先立たれ、外に放りださ
れ、この1ヶ月間、大変だったね、もう大丈夫だよ」と声をかける。

保護主のボラさんが鎌倉の叔父さんに連絡し、忘れ形見として
猫を引き取ってもらえないか、と頼んでみたものの、にべもなく
断られたそうだ。

バーバもそうだし、あかねといおなの現場もそうだった。バーバは
80代のおばあさまが飼っていたが、亡くなった後、同居する娘の
家族に引き継がれてから、外に出されてしまった。あかねといおな
のママたち一族も1人暮らしの老女から大きな屋敷の庭でエサを
もらっていたが、その老女が亡くなって路頭に迷ったという。

遺族なんて遺産の相続には熱心でも、残された生き物には冷た
い。厄介者としか考えない。


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by akaneiona | 2007-06-20 23:55 | お外の猫
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