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ホームレス猫募金







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一昨年夏、ジンジャーズの4子猫を保護し、大人猫1ダースを
不妊手術した区内の某神社。猫は目に見えて減った。昨秋も
神社の鳥居そばに子猫(まりもちゃん)が1匹棄てられたものの、
通報を受け保護し、優しい里親さんにもらっていただいた。

その神社前に住んでらっしゃる地元町会の役員Sさん。
昨年に続いて今年も自発的に盆踊り会場に地域猫に関する
チラシ、ポスターを掲示するとともに「ホームレス猫募金箱」なる
ものを設置してくださった。2日間で集まった募金は14000円余り。

本来は地域住民がお金を出し合ってすべき外猫の避妊手術や
保護を私個人で負担してくれたお礼に今後のTNR活動に役立てて
ほしいと昨年に続き、当方に寄付してくださった。ほんとうに
ありがたい。

本来は町会として動きたいのだが、役員の中には猫嫌いだったり
地域猫の趣旨に反対する人もいて、ままならないという。

最初の年は町会の役員会で地域猫に関する話をしてほしいと
いったん頼まれたのだが、その話も難色を示す高齢の役員がいて
流れてしまった。

「わずかな金額しか集まらず申し訳ないが、細々とながら、
地域猫の考え方が○○町会に浸透するように、私個人でもできる
ささやかな方法で地道に働きかけていきたいです」と仰った。その
言葉が何より嬉しかった。

Sさん個人は実は動物が苦手だそうである。だが、苦手だからと
いって、野良猫にエサをやるな、排除しろ、という理屈は人間の
横暴で納得がいかないという。

野良猫は厄介者だからといって殺処分するような残酷な真似を
していいわけはない、と。大人の背中を見て子どもは育つという。
将来を担う地域の子ども達が生き物と小さき時からふれあい、
命の大切さを知り、豊かで優しい心を育んで欲しいというのが
Sさんの願いである。




by akaneiona | 2007-08-25 01:00 | お外の猫
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