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多摩川の水害で被災した猫たち4



2日遅れになってしまいましたが、水害で被災した多摩川の
土手猫たちのその後の状況をのらみいさんの日記から
ご本人のご許可を得て転載させていただきます。





-希望という名の雲-


日曜に猫アパートの大量捕獲があった為
土手っ子たちのその後、書く暇なくてごめんなさい。

雨続きの天気予報をよそに、連日晴れては暑い。
乾いた泥が砂ぼこりと化し、皿がザラザラだ。
洗った皿は袋に入れて、雨よけのブルーシートを
小さくして、風通しを良くし、ゴミの分別。

一昨日、土手に行く前にK子さん宅へ寄り
夏の乳飲み子達の撮影。大分育っていて元気だ。
ポーとクロミの目撃情報を得て、嬉しくなり
土手へ急ぐ。窓からカニカマの差し入れを投げてもらった。

橋の下で、やっとポーに会えたっ!
少しやつれていたけど元気で食欲もある。
この日は、ピンも近くまで寄ってきて食べた。
カニカマも、みんな喜んでいた。
ここは、後、ヨリと田吾作が不明。
写真は、ポーとピンとももてん。



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小屋には、いつものタビとボローニャ。
みたんは、Tさんの新たに立てた小屋に移動していた。
やっぱり飼い主がいいんだね~。
クロミも、昨日橋の下の倒れた草の下で目撃した。
オスのサカリのような異常な声で鳴いていた。
近づくと逃げる。元の場所に戻れなくて困惑しているのか?
ここは、あとオコちゃんのみが不明。


猫アパートの大量捕獲の為、ライムさんに
捕獲器を借りに行った際、多額の寄付と物資を
いただいたので、それぞれのホームレスさんに分配に行く。
ミーとちび太のSさんとFさん。恐縮していた。
その隣の小さな小屋に住むKさん、ここには、元橋の下の
絵描きのおじさんのところにいたバリちゃんとシマ三毛が
住み着いていた。Kさんもヘリで救助された口だが
二匹を助けてくれた。餌代を渡すと、他の人なんか誰も
来てくれねーよ。と、ぼやいていた。
とてもベタなれだった二匹は久々に会ったせいか
よそよそしく逃げてしまった。
近くに、動物は飼っていないが小屋を流され
テント暮らしの人がいたので、そこにも寄付をあげると
悪いね~と恥ずかしそうに頭を掻いた。



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河川敷のIさんは、犬と共に少し元気を取り戻していた。
他に数名お仲間が居たが、寄付を渡す。
最初、いらないよーとは言っては見せたが、チビの小屋代
だなと受け取った。他の猫達の情報を得る。
絵描きのおじさんもいて、まだ餌場にも行ってないのに
飲んだくれていたので、少々むっとしたが
翌日、餌場をキレイに整備してあったので許そう。

河川敷のHさんも自力で復興していた。
寄付を渡そうと寝ているところを起してしまった。
ここには、どうしても捕まらないメスが一匹居て
台風前に話を聞いたら、夏に出産したが、仔猫は全滅。
その後、産んだ子も一匹残っているかどうかだった。
Hさんの隣には、人が住んでいるかどうか分らない
鍵の掛かった小屋があり、そこが産場になっていると
にらんでいた。台風で半壊したその小屋の内部を覗く。
大小の猫の足跡があった。やはり、ここだ。
Hさんの所は、他の食いしん坊猫たちがいて捕獲しづらい。
しばらく、こちらで餌付けする。




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池近くのYさんにやっと会えた。
ギャンブル好きで殆どいない。ゴミも片付いてない。
寄付は、あっさり受け取った。一抹の不安・・・。
実は、茶つぅーの出所はここである。Yさんが勝手に
Kさんにあげたのだ。2匹のその後を報告した。
飼い猫の2匹は健在。通いのメスも仔猫を一匹だけ連れて
夕方現れると聞いた。また、その時間に来てみよう。
池のなつこいクロは不明。他に河川敷には、特に飼い主の
いない手術済みの猫達が5匹ほどいたはず・・・。
確認したのは耳カットした一匹のみ。

なんだかなー。
行政もNPOも団体も、こんな時に自らは動いてくれない
んだ。もう少し上流では、支援も配給もあったと聞くけど。
彼らも世捨て人だけど、世捨てられ人って気もする。
橋の下の公園には、ペット連れはいないが、所在無げに
ふらついているホームレスで溢れていた。

昨日、餌やりの帰りに見たこともない長ーい飛行機雲を見た。
それは、川を越えて向こう岸までつながっていた。
あきらめてはいけないと思った。
秋空に、希望と言う名の雲が掛かって励ましてる。


9/18付 のらみいさんの日記より




連日の復旧作業でへとへとのなか、さらに別の
現場の大量捕獲避妊もなさり、のらみいさん、本当に
お疲れさまです。克明に現場の状況を伝えて下さり
感謝いたします。


依然として河川敷はまるで豪雨の後に大竜巻が襲ったかの
ような惨状だそうです。行政に顧みられず、自力で生活を
再建せざるを得ないホームレスさん、お気の毒です。
被災したホームレスさんと猫はじめ土手の生きもの達すべてに
希望の光がふり注ぎ、一日も早く元の生活を取り戻せますように。
そして残りのヨリちゃん、田吾作くん、どこかで生きていておくれ。





by akaneiona | 2007-09-20 13:00 | お外の猫
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