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愛情たっぷりあったか猫ハウス-想いをかたちに-




暖冬だった昨年とうって変わり、寒さの厳しい今年の冬。
このところ雪が降ったり、寒風が吹きすさんだりで、
暖房フル回転のお宅が多いと思います。

猫好きの方なら、お外の猫たちはどうしているだろう、寒さをしの
げる場所がなくてかわいそう、と案じている方も多いと思います。

エサやりさんからお腹いっぱいごはんはもらえても、寒風や雨、
雪をしのげるあたたかい寝場所の確保は非常に難しく、寒さに
凍えている猫が無数にいます。


お庭のある方は庭の片隅に猫ハウスを設置してあげてはいかが
でしょうか。もちろん寒さに震えているホームレス猫すべてを助け
ることは不可能ですが、庭に遊びに来る猫やご近所の猫のため、
猫好きの方たちが猫ハウスをたった1個でも置いて下さったら、
真冬の過酷な寒さから解放される外猫がずいぶんと減るように
思うのです。


発砲スチロールや屋根付きトイレ、ダンボール箱などを利用して
作った猫ハウスをすでに置いて下さっている方も多いかもしれませ
んが、断熱効果抜群のあったか猫ハウスの作り方をraimuさんか
ら教えていただいたので、ご紹介いたします。


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あったか猫ハウス




用意するもの:

コンテナ容器
発泡スチロールの箱
クリアフォルダ
毛布
使い捨てカイロまたは湯たんぽ
ブロック

ガムテープ
プラスチックカッター
カッター
新聞紙



見ていただければ一目瞭然、ほとんど説明は要らないと思いますが、
コンテナ容器の中にさらに発泡スチロールの箱を入れて二重構造に
してあるところがミソ、この猫ハウスのあたたかさの秘訣です。

外のコンテナ容器にはプラスチックカッターで2箇所に四角い穴を開け
ます。左側の穴はフタをいちいち開けずに中の猫の様子をチェックす
るための窓、右側の穴は出入り口です。出入り口は雨水の浸入を
防ぐため、下辺は底から十数センチの高さにします。出入り口手前に
はブロックを置いて猫が入りやすいようにします。

窓部分にクリアファイルを重ね、周囲をガムテで貼り付けます。
出入り口にも同じくクリアフォルダを使って左右両側と上部に雨風除
けの扉と屋根を作り、ガムテで貼り付けます。扉は下にブロックが
来るので、出入り口の下辺と同じ高さまでにします。




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フタを外して上から見たところ



発砲スチロールをコンテナ内に入れてみて、外の窓と同じ場所にくる
ように窓をカッターで切り開けます。また右側面にも猫の出入り口を
カッターで切り開けます。

窓と出入り口をカットした発砲スチロールの箱をコンテナ内に嵌めこみ
ます。


発砲スチロール内に畳んだ毛布を入れます。毛布の間には使い捨て
カイロまたは湯たんぽをはさみ、毎日取り替えます。

右側の余ったスペースに新聞紙などを敷き、その上に猫のごはん皿を
置いて食事スペースにします。

発砲スチロールの箱とコンテナ容器のふたを閉めます。


これで完成です!プラスチックカッターはホームセンターで800円位で
売っているそうです。何度も同じ箇所に刃を走らせるとプラスチックが
削れて、硬いコンテナ容器でもコツさえつかめば、割と簡単にカットで
きるそうです。


発泡スチロールは猫によっては爪を研いだりして徐々に傷んでくるの
で、適宜、交換します。スーパーなどで無料でわけてくれます。


発砲スチロール単独の猫ハウスに比べて、中はかなり暖かく保てる
そうで、日当たりの良い場所に設置すると、真冬でも中はとても
暖かだそうです。

愛情と工夫次第で、断熱効果抜群の猫ハウスが簡単に作れるの
ですね。私も感心しました。これをお庭に置くだけで、冬場の外猫の
住環境、大幅改善まちがいなしだと思います。


「外の猫はかわいそう、かわいそう」と嘆いているばかりでは、かわいそ
うな猫は1匹も救われません。猫へのそのやさしい想いを、真冬の今こ
そ是非かたちになさってみてはいかがでしょうか。




by akaneiona | 2008-01-26 04:53 | お外の猫
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