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ちびくろミミちゃん



とあるお宅のお庭に9月中旬、子猫2匹を連れた黒猫
かあさんがふらりとやってきた。

ごはんをあげるうちにお庭にいつくようになった。
途中で子猫は1匹、姿が見えなくなってしまった。死んで
しまったようだ。

残った子猫はまだ小さかったので、その家の人にもなつ
き、抱っこさせるようになった。ご主人が犬小屋みたいな
猫ハウスもつくってくれた。

マルチーズ1匹と暮らしている犬派のお宅だったが、
おかあさんが子猫を一生懸命育てている姿を垣間見る
うちに、猫もかわいいなあ、と思うようになってきた。


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かかりつけの獣医さんに相談された。先生はおかあさん
猫を避妊手術して、子猫はぜひ飼ってあげてください、と
勧めてくださった。

先生にお頼まれした猫仲間とともにそのお宅へ向かった。
ご主人は、のら猫を避妊手術することに最初、躊躇され
ていた。この地域ではのら猫は増えも減りもしていない。
自然淘汰がなされ、適正な数が保たれている、野生動物
なのだから、人間が人為的に手術することで、生態系の
バランス崩れるのではないか、とのご心配だった。

猫はそもそも野生動物ではないのです。数千年の昔から
人間とともに暮らしてきた伴侶動物で、人からエサをもら
って生きているのです。一見したところ適正な数に保たれ
ているように思われるかもしれないが、その影で心無い
人間により捨てられたり、保健所へ持ち込まれ処分され
たりする猫が日本全国で年間何十万頭もいるのです、と
お話しすると、手術に同意してくださった。

子猫は目やにがひどく、鼻水を垂らし、カゼをひいていた。
「猫もカゼをひくんですか?」と奥様に訊かれた。


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最初、おかあさんと子猫を引き離すのはかわいそうなので、
お庭の猫ハウスで飼いたい、とおっしゃっていたが、このま
ま子猫を外に置いておくと、体が小さくて体力がないので
これから寒くなってカゼをこじらせると冬が越せないかも
しれないですよ、お家に入れてあげてください、とお願い
した。先生も、猫の親子は外に置いておいても、もうしばらく
して子猫が大きくなるといずれ別れる時がくるのですよ、と
説得してくださった。

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子猫は奥様に抱っこさせるので、すぐに保護できたが、
おかあさんは警戒心が強くて、捕まえるのにかなり苦労した。
やっと捕まえて一緒に病院へ。おかあさんは避妊手術を
してもらい、お庭にリリース予定。

捕獲の最中に、おとうさんらしき黒猫もやってきたので、
ついでに捕獲。蚊のアレルギーで両耳がただれていた
ので、去勢手術とともに注射を打っていただく。



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子猫のミミちゃんはカゼ治療をしてもらってからお家へ。


猫のことは今までほとんど関心のなかったご家族だけど、
動物好きでやさしいので、ミミちゃんのこともきっと大事に
かわいがって下さるだろう。別の猫生を歩むことになった
けど、ミミちゃんもおかあさん猫もおとうさん猫もみんな幸
せに。

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by akaneiona | 2008-10-20 01:39 | お外の猫
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